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丸の内331

ラインホルド・ニーバーの祈り。

先日久しぶりに、ラインホルド・ニーバー(アメリカの神学者、1892−1971)の「祈り」の言葉を読み返しました。

まず原文(英語)です。

God, grant me the serenity to accept the things I cannot change,
Courage to change the things I can, and the wisdom to know the difference.

日本語では、以下のように紹介されています。(訳:大木英夫)

神よ
変えることのできるものについて、
それを変えるだけの勇気をわれらに与えたまえ。
変えることのできないものについては、
それを受けいれるだけの冷静さを与えたまえ。
そして、
変えることのできるものと、変えることのできないものとを、
識別する知恵を与えたまえ。

原文では、まず変えることのできないものを受け入れる冷静さをくださいとあります。「祈り」を翻訳したのは元滝野川協会牧師で、学校法人聖学院の理事長だった大木英夫さんです。まず勇気を持ってこられたことに、なにか特別のお考えがあったのでしょうか?

「変える勇気」「受け入れる冷静さ」「認識する知恵」。
いずれも、生きていく上で、キャリアにおいて、あるいは起業において、とても重要な資質であり、条件であるように思います。もちろん、政治においても。
声高に変化を口にする人は多いのですが、変えることができない条件を受け入れ、粘り強くベストを尽くしていくことが大切ではないかと思います。

(2016年11月 大空号)


Reinhold Niebuhr (Source:Wikipedia)

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