オデッセイIT奨学金 奨学生からのレター

第3期奨学生からのレター

2009年冬組出発の山内さんからレターが届きました

株式会社 オデッセイ コミュニケーションズ様へ

帰国してから1カ月が経ちました。
オーストラリアで過ごした10カ月が遠く夢のように感じられると同時に、まだ日本の生活に馴染みきれず、心の落ち着かない日々を送っています。またたく間に終わってしまった高校留学でしたが、日本ではできないたくさんの経験ができました。

オーストラリアは多民族国家なので、私と同期のAFS 56期生として留学した友達のほとんどが、派遣先のオーストラリアの学校にアジア系の生徒がいて、なかには日本人も数人いるという環境だったようです。私の場合は、幸か不幸か留学先の高校にはアジア系の人は1人もいませんでした。また、生徒数がとても少ない学校だったので、日本はおろか、その他多くのオーストラリアの高校とも異なった留学生活を送ったのではないかと思います。

生徒数が少ない分、クラス内の団結力が強く、最初は友達の輪に入るのにとても苦労しました。それでも、クラスメイトとはだんだんと仲良くなっていき、留学してから半年ほど経った頃に、学校が主催したスキー旅行に参加したのですが、この旅行が友だちとの距離を一気に縮める大きなきっかけになりました。日中はスキーを楽しみ、夕食後には全員でアクティビティに参加。その後、先生に内緒で持ち込んだお菓子とココアとともに消灯時間過ぎまでルームメイトと遊んだことは素晴らしい思い出です。あまりも楽しくてはしゃぎすぎたせいか、後日、『理恵って、すごく笑うんだね』と言われたほどでした。実を言うと、旅行に行く前は、ほかの子から孤立している自分が想像されてしまい、あまり気が進まなかったのですが、この旅行後は学校の友達と遊びに行く回数も増え、自信がついたせいか、旅行に参加しなかった友達ともさらに親しくなることができました。

このスキー旅行に限らず、今回の留学を通じて、“無駄で終わるかもしれないけれど、何がいつ何のきっかけになるかわからない以上、手にしたチャンスは逃さないで何にでもチャレンジすること”の大切さを学びました。言葉も文化も生活も何もかもが違うところに飛び込んでいくことは、最初は誰もが“怖い”と思ってしまうかもしれません。でも、怖がっていて自分の枠から出なければ何も変わらず、「怖いと思いながらも枠を出た人」と「枠のなかに留まることを選んだ人」とでは、その先の成長が圧倒的に違うと思います。また、仮に枠から出て(=チャレンジして)上手くいかなかったとしても、“努力した、試した”という人は、次のチャンスが訪れたときに自分の枠から出る勇気を持っていると思います。私は、これから先、何かチャンスを得たときには、自分から進んで迷わずチャレンジしていきたいと思います。

留学という貴重な機会をご支援いただき、ありがとうございました。

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