オデッセイIT奨学金 奨学生からのレター

第3期奨学生からのレター

2009年9月にアメリカに出発した阿部さんからレターが届きました

株式会社 オデッセイ コミュニケーションズ様へ

私はこの一年間を通して、出発前と比べて
「他人を理解する」
ということをより深く考えるようになりました。

留学当初は、見るものや人があまりにも日本と違うため、アメリカに来たことを実感すると同時に、友達ができるか不安にもなりました。しかし、ホストファミリーに恵まれたので、生活にはすぐに馴染めました。

ホストファミリーは、両親と大学生の姉、同じ歳の弟の4人家族。同じ高校に、毎日一緒に自転車で通学していた芸術(フォトグラフィー)に興味のある弟、“ボート部”という共通のクラブ活動をやっていたことで、すぐに打ち解けることのできたドイツ人の留学生など、ジョークが毎日のように行き交うとても愉快な家族でした。

学校では、留学中に私が最も力を注いだのが新しいクラブの創設です。留学先の高校は、全生徒数が約3,500人もいる学校で、私の年代だけで11人もの留学生が世界各国から来ていました。しかし、学校の規模が大きすぎて日常的に触れ合う機会がなかったので、「留学生同士、もっと盛んに交流しよう」と呼びかけ、『International Student Association』(ISA)を発足させました。これは、留学生同士の交流を活発にすると同時に、現地の生徒にも自分たちの留学プログラムを知ってもらうことを目的にしました。ISAは、来年も引き継がれることが決まり、とても嬉しく思っています。

最初の頃は、異文化交流が「楽しい」だけのものだと思っていました。しかし、ときどき、自分の国や文化について批判されたり、からかわれたりすることがあり、最初は感情的な受け答えをしていましたが、次第に「自分がどのように対応すれば、相手に理解してもらえるのか」ということを考えるようになりました。

異文化理解とは、「相手の文化を理解して、その国の背景や知識も踏まえて相手を受け入れる」ということ、そして相手を理解する積極的な姿勢が大事だと学びました。今回の留学で世界中に友達ができたので、いつか友達の国をすべて訪れてみたいと思っています。また、将来は、世界銀行に就職して貧困撲滅を農業・地方活性の面から支援していきたいです。最後に、AFSおよびオデッセイ コミュニケーションズ様に、改めて深く感謝申しあげます。

これまでの奨学生のご紹介に戻る このページの先頭へ戻る