心掛けていることは3つあります。
まず1つめですが、ここ数年は「仕事と自分の夢のベクトルを１つにすること」を心掛けています。以前は、『ライスワーク＝仕事、ライフワーク＝個人でやりたいこと』という考え方をしていました。が、１つの会社の長として皆を引っ張っていくこと、しかも、上場会社として、株主に対しても責任が出てくることを考えると、『自分の夢と、会社の夢が共通していることが良い』と思うようになりました。幸いにも、現在は「ネットで世の中を変える」という会社の夢と、もともとの自分の夢が、ほぼ１つのものとなり、あたかも仕事が趣味のように、忙しくも楽しい毎日を過ごしております。
2つめは「バランス」です。仕事と遊び、社内と社外の人脈、インプットとアウトプット、業界内と業界外、同世代とそれ以外などなど、多様性をもたせることが、自分の人間力を上げてくれると考えています。採用においてもそうですが、できる限り個性的な人材を多面的に採用することで、人材のポートフォリオを作ろうと思っています。
最後は「王道」です。物事には、何事も自然の摂理が働いていますので、常に真理を見極め、王道を歩むべく決断をしようと心掛けています。例えば、儲かりそうだと思う提携案件であっても、上げられそうだと思う株価であっても、自然の摂理に逆らうことはやらない。目先の利益だけ見ると魅力的に思えることも、本質的に正しくないことは長続きせず、結果マイナスになることがほとんどです。よって、できる限り"王道を行こう"と心しています。
- 今の仕事が好きですか？
好きです。
- 一生困らないほどのお金が手に入ったら、仕事以外にやりたいことは？
稼ぐよりも使うほうが難しいと言います。
いかに有効に還元できるか非常に関心あります。 - 仕事で、“鳥肌が立つほど感動した”ことがありますか？
それはどんなときですか？創業した年。はじめて『日経新聞』に大きく記事が掲載されたときは、ガッツポーズでしたね。
- 仕事より大切なものは？
ありきたりですが家族でしょうか。
- 子供の頃になりたかった職業は？
社長。
- あなたの子供に仕事のためにどのようなことを身につけさせたいですか？
（※子供をお持ちでない方は、いると仮定してお答え願います）実行力と器量の大きさ。
- あなたの仕事にとってコンピュータとは？
なくてはならない武器。
- 今、「ワード」と「エクセル」がこの世から消えたら？
逆に、まったく新しいソフトが創造されるかもしれませんね。
- 仕事で成功するために、もっとも大切なことは？
情熱と信念。
- 最近読んだ本で、仕事に役立ったのは？
『活眼活学』［安岡正篤 ／PHP文庫］株式会社オプト 代表
鉢嶺 登（はちみね・のぼる）
【Profile】
1967年、千葉県生まれ。早稲田大学 商学部卒業後、森ビルに入社。
1994年3月、有限会社デカレッグスを設立。後に株式会社オプトへ社名変更。
2004年ジャスダックに上場。青年 起業家機構「YEOジャパン」の第8期会長も務める。
