社会人として成功するためには、社会人になってからも不断の勉強が欠かせません。
勉強には、“直接仕事に役に立つ”ということが数多くあります。
しかし、それにもまして、勉強と仕事には多くの共通点があるのです。
勉強は、正しい方法で、かつ継続していくことが何よりも大切です。
正しくなければ、続けても意味がないし、正しい方法でも、続けなければ意味がないのです。
また、勉強については、自分で計画を立て、実行し、省みて、そして修正していく、
という、いわゆるPDCAを回していくことが求められます。
仕事でも、勉強と同じように、効率の良い正しいやり方によって、安定したパフォーマンスを
出し続けることが必要となります。そして、毎日毎日、声高に『PDCAを回そう』という
ことが叫ばれています。
正しく続ける、そしてPDCAを常に回していく。これは勉強でも仕事でも一緒です。
一方、勉強は一人でできますが、仕事は一人ではできません。
勉強の場合は、一人のやる気をコントロールして自学自習していけばそれで足りますが、
仕事の場合は、全員のやる気の総和が総合的な仕事のパフォーマンスになりますので、
一人だけやる気を出していても、1+1を2以上にすることができないのです。
勉強と仕事には多くの共通点がありますが、異なる部分もあります。
しばしば、「勉強はできるのに仕事ができない」という人の話題が挙がりますが、
そうした人は、勉強と仕事の異なる部分に気づいていないケースが多いのだと思います。
自学自習する力は常に必要ですが、併せて、全員を巻き込んで仕事をしていけるような
力も身につけたいものですね。
(2017年9月 鬼)