2017年からMOS 2016が配信され、その内容の素晴らしさに驚きました。
新しく導入された、『マルチプロジェクト形式』という出題形式によって、
誰もが見やすい書類を作成するために、見栄えをどのように整える操作をすればいいのかを、
より意識させるような問題が増えています。
単に操作方法を求めるだけでなく、最終的な見栄えや成果物の完成系を、常に想像することを
要求しています。
高い次元の要求は、さらに高い次元の要求を呼び寄せる力になる気がいたします。
例えば、MOS×英語。
MOS(Test of English)で考えてみました。
このMOS(Test of English)では、
リスニングプロジェクトとリーディングプロジェクトがあり、
リスニングプロジェクトは、プロジェクト内容とタスクがすべて英語のリスニングで、
それを聞き取り、回答していきます。
リーディングプロジェクトは、プロジェクト内容とタスクがすべて英文で表示されていて
それを読み取り、回答していきます。
このMOS(Test of English)の理想は、
Word、Excel、PowerPoint、Access、Outlookの利用能力だけでなく、
英語の理解能力までを客観的に証明する資格になることです。
現在、日本語で行われている「MOS世界学生大会」においても、
英語版のMOSを受験して、アメリカでの決勝戦に挑戦する日本人の学生が出てくる・・・。
そんな学生が普通に現れる次代に向け、MOSのさらなる発展を期待しております。
(2017年8月 兎)