オデッセイIT奨学金 奨学生からのレター

第6期 帰宅後 奨学生からのレター

2017年の7月にイタリアから帰国した柳さんからレターが届きました

イタリアで成長したと思えること


上:ロンバルディア州のAFSのクリスマス会
下:仲の良いクラスメイトと

イタリアでの10カ月の留学を終え、無事に帰国することができました。

私は芸術高校に通っていたのですが、学校生活では何よりも課題の多さに苦戦しました。イタリアの高校は5年制です。私は日本の学年と同じ3年次に編入しましたが、周りのクラスメイトたちはすでに3年目で美術の専門科目の課題に慣れており、そんな彼らと比べると、私の課題制作のスピードは遅く、深夜まで課題に取り組む日も少なくありませんでした。そんななかで私が心がけていたのは、先生やホストファミリーとのコミュニケーションです。特に美術担当の先生とは、課題を行うにあたって、私に何が足りなくてどうすれば期限内にきちんと課題を提出できるかを具体的に相談しました。イタリアでの学校生活を通して、「自分の問題点が何で、それを克服するにはどうすべきか」という、自主的な問題発見・問題解決の姿勢を学ぶことができたのは一番の収穫であったと感じています。

そんな学校生活のなか、特に印象に残っているのは、クラスで取り組んだ地域でのアートプロジェクトです。これは、地域のスポーツセンターのプールサイドの壁をキャンバスに見立て壁画を制作するというもので、クラス全員で3週間にわたって取り組みました。プールを利用する子供たちが楽しく過ごせるよう、水や水中の生物を生き生きと描き、エネルギーがみなぎるような壁画を制作しました。学校の外に出て、アートで地域に貢献するというこのプロジェクトは、私の留学生活のなかでも一番の思い出になりました。

その他、イタリアで開催されたAFSキャンプでは、世界各国からの留学生と思いを共有し、楽しい時間を過ごすことができました。帰国した今でもSNSで連絡を取り、イタリア語で近況を報告しあっています。 イタリアで出会ったクラスメイト、そしてAFS留学生との出会いで、私の意識も大きく変わりました。環境や移民、貧困などの、世界が抱える問題について議論をするとき、自分の持っている知識や言語力がまだまだ足りないことを痛感しました。この留学での経験を活かし、今後、自分が社会や地域にどのように貢献できるかを真剣に考えていきたいと思います。最後に、このような留学の機会を与えてくださったオデッセイ コミュニケーションズに心より感謝申しあげます。ありがとうございました。

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