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リレーエッセイ Vol.162 株式会社Progate 代表取締役社長 / 加藤 將倫さん

「世界中で使われるサービスを日本から生み出す」。これが、僕が起業した大きな理由です。

大学で情報系学部を選択したところから、本格的にプログラミングを学びはじめました。共同創業者である村井とは、この頃一緒にプログラミングサークルを立ち上げ、メンバーは10名くらい。でも、初心者ばかりだったのでなかなかプログラミングスキルが上達しない。そこで、「実践あるのみ!」と仕事を受注。その際に、縁あって知り合ったプログラマーで起業家でもある方に、“正しい順番で、正しい情報を学ぶ”方法を教わり仕事をこなすうちに、プログラミングスキルが上達していきました。このメソッドを多くの人に伝えたいと思ったのが、今の『Progate』の基盤になっています。

起業を決意したのは、大学3年の3月に渡米したとき、20代のFacebook創業メンバーたちとの出会いがきっかけでした。彼らは、現在は起業して面白そうだと思ったことに資産を投じてサービスとして立ち上げていて、自信をもってやりたいことに取り組んでいる姿がとてもかっこよく眩しかった。そこで、自分も早く同じ場所に立ちたいと思い、帰国後早々にサービスを作りはじめ、2014年7月に村井と共同で立ちあげたのが株式会社Progateです。

プログラミング学習サービス『Progate』は、2018年4月現在、ユーザー数30万、提供国12か国(アメリカ、インド、スペイン等)、全13コース(言語)です。初心者でも取り組みやすいサービスを心がけ、オリジナルキャラクターの使用や、自分のペースで進めやすいスライド形式を採用していることもあってか、ほかの類似サービスに比べると、女性の利用率が高いのが特徴です。今後は、多言語対応やさらなるプロダクト改善によって、もっと世界中で利用されるサービスに高めていきたいと思っています。

日本のITサービスは、ほとんど海外で利用されていないのが現状で、僕は何としても海外で通用するサービスを日本から発信したいと思っています。起業家にとって日本は、競争相手が少ないので成果を出しやすいのですが、そこで出した成果や数値は実際のところ海外では通用しない。だから『Progate』を海外で通用するサービスに磨き上げ、世界中で使われるプログラミング学習サービスのパイオニアになることが、僕たちの目標です。

僕にとって働くことは、一生続ける趣味のようなもの。それは自由度の高いゲームにも似ていて、やり込み要素が多く、どんどんはまり込んでいく。難しい局面も、工夫して乗り越えれば新たな展開が待っている。そんな、自分が心から面白いと思えることを、バランス感覚を大切にしながら続けていければと思っています。

仕事にまつわる10問アンケート

  1. 現在の仕事に対する満足度は?

    100%中の80%

  2. 一生困らないほどのお金が手に入ったら、仕事以外にやりたいことは?

    野球とゴルフの経験があるので、ひたすら運動したいです。

  3. 仕事で、“鳥肌が立つほど感動した”ことがありますか? それはどんなときですか?

    感動する場面は多々ありましたが、鳥肌が立つような経験はこれから。

  4. 仕事より大切なものは?

    家族

  5. 子供の頃になりたかった職業は?

    野球選手。その後はプロゴルファー。アナウンサーになりたいと思った時期もありました。

  6. あなたの子供に、仕事のためにどのようなことを身につけさせたいですか?
    (※ 子供をお持ちでない方は、いると仮定してお答え願います)

    運動。体力はつけておいたほうが絶対に良いので。

  7. あなたの仕事にとって、パソコンはどんな役割を果たしていますか?

    自分にとってのすべて。パソコンがないと何も回らない。

  8. 仕事で成功するために、もっとも大切なことは?

    やり続けること。

  9. 今、1時間だけ自由な時間があったら、何をしたいですか?

    ジョギングしたい。

  10. 最近読んだ本で、仕事に役立ったのは?

    『Principles: Life and Work』[Ray Dalio 著 / Simon & Schuster]

就活中の学生に向けて

  1. 社会人スタートを良いものにするために、学生時代に身につけておきたいスキルとは?

    プログラミング。2年後には小学校から必修化されますし、がっつり勉強しておいて損はないと思います。

  2. 学生時代の起業についてどう思いますか?

    自分は学生で起業して良かったと思っています。リスクも失うものも、学生時代は少なく、加えて“仲間を集めやすい”という利点もあるので。

  3. 「仕事を楽しむ秘訣」があれば、教えてください

    努力の方法を知ること。
    本気で打ち込んだことが結果となって返ってくるのは、仕事に限らずどんなことでも嬉しいので、そういう経験を多くすることが大切。

  4. 「パソコンスキルがあること」は、採用に有利になると思いますか?

    使えないよりは、使えるほうがプラスなので有利になります。ただし、「ちょっと触れる」程度のスキルだと、あまり意味がないと思います。

【2018年5月インタビュー】

株式会社Progate 代表取締役社長
加藤 將倫(かとう まさのり)

【Profile】

1993年愛知県生まれ。親の仕事の都合で、小学1年~中学3年までの9年間をオーストラリア(パース)で過ごす。帰国後は愛知の高校を卒業し、2011年に東京大学(工学部)に進学。3年時に選んだ電子情報工学科で、初めて本格的にプログラミングに取り組み、共同創業者の村井謙太氏と出会う。2人で2013年11月から開始した受託開発の仕事を2014年2月に完成。3月に出向いたアメリカのスタートアップのイベントでの起業家たちに触発され、同年7月に「初心者から、創れる人を生み出す」ことを理念に株式会社Progateを設立。2018年5月現在、約20人の社員とともに、オンラインプログラミング学習サービス「Progate(プロゲート)」を手がけている。

『Forbes JAPAN』における「Forbesが選ぶ20代の経営者6人」に続き、2018年3月には、Forbesが発表した『アジアを代表する30才未満の30人』(コンシューマー・テクノロジー部門)でも選出されている。

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