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- MOS/アドビ認定プロフェッショナル世界学生大会2025 入賞者表彰式&日本代表発表会
2025年6月4日(水)、「MOS/アドビ認定プロフェッショナル世界学生大会2025 入賞者表彰式&日本代表発表会」を東京會舘(東京都千代田区丸の内)にて開催しました。当日は、入賞者27名のほか、入賞者が在籍する教育機関の方々等を含め計78名が参加しました。
「アドビ認定プロフェッショナル 世界学生大会」は、アドビのソフトウェアを活用する次世代のデザインプロフェッショナルを育てることを目的とした世界規模の大会で、今年で第12回目の開催となります。日本代表選考を兼ねたデザインコンペでは3名を入賞とし、うち1名を日本代表として選出しました。
「MOS 世界学生大会」は、学生を対象に「マイクロソフト オフィス スペシャリスト(MOS)」を通して、社会人として必要なスキルを身につけ、さらに卒業後には、国際的に活躍できる人材育成を目的として開催する世界規模のパソコン大会で、今年で23回目を迎えます。今大会は全国から延べ1万2千人を超える学生がエントリーし、選考の結果、PowerPoint部門から日本代表1名を選出しました。
式典は弊社代表・出張の挨拶から始まり、デザインコンペのクライアントである公益財団法人世界自然保護基金ジャパン(WWFジャパン)の渡辺様、アドビ株式会社の小池様、日本マイクロソフト株式会社の宮崎様よりそれぞれメッセージをいただきました。
公益財団法人世界自然保護基金ジャパン(WWFジャパン)
ブランドコミュニケーション室 室長
渡辺 友則 様
入賞された皆様、おめでとうございます。また、デザインコンペにご応募いただいたすべての方にお礼を申し上げます。
WWFは1961年に創設し、世界100か国以上で環境保全活動に取り組んでいます。環境問題は、課題を見つけるのは簡単ですが、それを解決するのは容易ではありません。森を切り拓く人や魚を獲る人も、それで生計を立てているわけで、さまざまなステークホルダーがいらっしゃいます。そのような中で課題を解決していくために、私はデザインの力がすごく重要だと思っています。
今回のデザインコンペのテーマである「サステナブルなファッション」もとても難しい問題です。課題を解決するには人の心を動かす必要があり、そのためには人と人、人と物、物と物との関係をより良くしたり、再定義することをデザインを通して可視化し伝えていく必要があります。私どもだけではできないところを、ぜひ皆様にもお力添えいただきたいと思います。皆様の今後のご活躍を心より祈念しています。
アドビ株式会社
教育事業本部 執行役員 本部長
小池 晴子 様
本日は皆様、誠におめでとうございます。今回残念ながら入賞に至らなかった方々も含めて、コンペにチャレンジされた意欲と経験、それ自体が大変素晴らしいことであると思っております。
アドビでは、「クリエイティビティ」とは芸術的なセンスや天才的なひらめきのことではなく、誰もが持つ創意工夫の力であると考えています。生成AIの時代においても人間にしかない発想力や判断力が重要であり、ビジュアルコンテンツを活用しながらコミュニケーションを行っていくことが、実社会でどのような道に進んでも欠かせない力となります。
資格の取得やコンペへのチャレンジは、目標を持つことで確実にスキルアップをすることができる点、身につけたスキルを客観的に証明できる点で、とてもよいアプローチ方法だと思います。これからも様々な場面でチャレンジを続けて、将来にわたって活躍を続けてくださることを心から応援しております。
日本マイクロソフト株式会社
パブリックセクター事業本部 教育戦略本部 本部長 日本教育事業統括
兼 GIGAスクール政策室長
宮崎 翔太 様
入賞された皆様に心からお祝い申し上げます。
マイクロソフトが展開する生成AI「Copilot」には、「操縦士はあくまでも人間であり、それをCopilot(=副操縦士)が支援する」という思いが込められています。AIに指示する能力、そして生成されたものに対する責任。これは我々人間が引き続き持たなくてはならないものです。
「このAIの時代にMOSの資格が必要なのだろうか」と疑問を抱かれる方も多いと思いますが、私としては、間違いなく必要、もしくはより重要になると考えています。テクノロジーは手段であって目的ではない、そして操縦桿を握るのはAIではなく我々人間であるという意識を持った方がMOSを取得し、Officeの仕組みを理解したうえでAIを使うことによってさらに可能性が広がっていきます。MOSのスキルは皆様がこれから社会に出てもきっと有効に活用いただけますし、そこにAIが組み合わさることでより活躍の幅が広がることと思います。皆様の今後のご活躍を、心からお祈りいたします。
アドビ認定プロフェッショナル デザインコンペ入賞者表彰セレモニー、MOS入賞者表彰セレモニーに続き、日本代表発表では、弊社代表・出張より「世界大会出場権利」として日本代表の表彰状が進呈されました。
アドビ認定プロフェッショナル・MOS日本代表各1名は、7月27日からアメリカ・フロリダ州オーランドにて開催される決勝戦に出場します。
以下に、決勝戦に向けた日本代表のコメントをご紹介いたします。
大阪芸術大学 芸術学部 デザイン学科 3年
堀江 志歩(ほりえ しほ) さん
このデザインコンペをきっかけに、アドビ認定プロフェッショナルの試験に挑戦したり、WWFジャパン様からの課題と真剣に向き合う中で、自分のスキルや視野が大きく広がったと実感しています。そして日本代表というチャンスをいただき、自分のデザインを認めていただけた喜びと、世界大会への緊張で背筋が伸びる思いです。世界の舞台では、自分らしい視点や想いをデザインに込め、他国のライバルとの交流も楽しみながら、より良い結果が残せるように全力を尽くしたいと思います。
聖セシリア女子高等学校 2年
ガラムカリ 玲奈(れな) さん
この度は日本代表に選出して頂き、本当にありがとうございます。
私は中学三年生の頃に本大会を知り、世界チャンピオンになるという夢が出来ました。社会に出てからプレゼンなどPowerPointを使う機会が増えている現代、若いうちから勉強することが大切だと思います。私がこの大会に出場することで、全国の高校生にPowerPointの魅力をもっと伝えていきたいです。そして、優勝を目指して大会まで更にスキルを磨いていきたいです。