新しい資格、新しいスキル、新しいキャリア。 株式会社 オデッセイコミュニケーションズ

新しい資格、新しいスキル、新しいキャリア。 株式会社 オデッセイコミュニケーションズ

Topics 世界学生大会

MOS/アドビ認定プロフェッショナル世界学生大会2025 入賞者表彰式&日本代表発表会

入賞者表彰式&日本代表発表会の様子はこちら

オデッセイコミュニケーションズ代表・出張勝也より挨拶

MOS、アドビの日本代表発表会にご参加いただき、ありがとうございます。

のちほど、日本代表を発表することになりますが、今年はMOSで1名、アドビで1名、計2名の学生をアメリカに派遣します。この数年来の円安のため、アメリカに学生を送ることが非常に高くつくようになってしまいました。当社の主力商品であるMOS、あるいはアドビの試験は、アメリカのCertiport(Pearson)社からの「輸入商品」でして、わたくしどもは「輸入企業」として、いわゆる「デジタル赤字」に苦しんでいる会社でもあります。今日お越しのみなさまには、当社のビジネスをサポートいただきますことをお願いいたします。Certiportから輸入している試験以外にも当社が独自に開発した試験もあります。ぜひごひいきにしていただきますよう、お願いします。

さて、自己紹介をさせてください。 わたくしは、四国の南西部、高知県宿毛市で生まれ、愛媛県の愛南町というところで育ちました。いずれも人口は2万人ほどの小さな田舎町でした。高校まで地元の公立学校に通い、大学から東京です。ちょうど今、大阪で万博が行われていますが、小学生のとき、1970年の大阪万博に父に連れて行ってもらったのが、四国から初めて本州にわたった体験でした。この万博で何と言っても大きな話題だったのがアメリカのパビリオンに飾ってあった「月の石」です。これを見るために、多くの人が列をなし、何時間も待ったのではないかと思います。

私は、1976年16歳のとき、アメリカのアイオワ州の田舎町の高校に1年間のAFS留学をするという幸運に恵まれました。みなさんのお手元には、AFSの資料をお配りしていますので、のちほどご覧ください。

「月の石」の話に帰りますと、1977年、高校留学の期間中に、ワシントンDCに行く機会があり、スミソニアン博物館に行くことができました。ここには、アポロの宇宙船や「月の石」が展示されています。大阪万博で、あれだけ多くの日本人が一目見るために、あれだけ長い列で我慢していた「月の石」。ところが、スミソニアンでは列はなく、関心を示す人もほとんどいませんでした。この時受けた拍子抜けした感覚は、いまも記憶に残っています。オリジナルなものを、それがあるところに見に行かないといけないですね。関心があること、自分にとってたいせつなものは、人からの話ではなく、自分が体験しないといけないということですね。自分がどう感じるのか、どう考えるのか。他人の評価ではなく、自分はどう思うのか。これは仕事においても言えることで、いわゆる「現場」を見ないといけないということだと思います。 日本は翻訳される海外の書籍も多く、これまで日本語で学校の勉強も片付けることができましたが、それだけでは不十分です。美術も、音楽も、できればそれが生まれたところで、オリジナルなものを鑑賞したいですね。

ちなみに、MOSの世界学生大会も、アメリカにいっても、日本語で試験が受けられるという意味では、真の意味で世界と闘っていると言えるのかどうか、日本代表には自覚しておいていただきたいと思います。いつか日本の学生が英語でMOSの試験を受け、日本代表として世界大会に参加するなんてことがあればいいなと思うことがあります。

それに対してアドビの日本代表は、おもにデザインやグラフィックで勝負です。アドビの世界大会での上位入賞はまだ日本からは出ていません。ぜひがんばってください。16歳でアメリカに行きましたが、決して満足できる1年というわけではなく、またアメリカに行ってみたいということで、25歳になったとき、いまトランプ大統領にいじめられているハーバード大学のビジネススクールに留学することにつながりました。

そしてさらにビジネススクール卒業から10年後の37歳前後でオデッセイコミュニケーションズという旅をはじめ、もうすぐ30年になります。今日ご参加いただいた学生のみなさんには、MOS、あるいはアドビの試験がご縁でこうやってお集りいただいたわけですが、ご自分のため、そしてできればすこしくらいは日本のために、大きな目標をたてて、自分自身を鍛えていただくことをお願いしたいです。

関連リンク

アドビ認定プロフェッショナル世界学生大会2025 MOS世界学生大会2025 MOS/アドビ認定プロフェッショナル世界学生大会 公式Facebook アドビ認定プロフェッショナル デザインコンペ 公式Instagram